成人の場合、いびきをかく人で、1時間に5回以上睡眠時無呼吸があり、日中に強い眠気や集中力低下などがあると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
診断には睡眠検査を行いますが、多く見られるのは、のどが塞がって起こる閉塞型睡眠時無呼吸です。顎が小さいことや肥満が原因となります。
主な治療には、CPAP（シーパップ）という治療器械をもちいる方法、マウスピースを夜間装着する方法と、のどを広げる手術があります。
この病気は、日中の眠気、熟睡感のなさなどの他、高血圧症や心臓病や脳血管疾患を悪化させるのでできるだけ早く診断し、治療を始める必要があります。

寝ているとき

• いびきをかく
• 呼吸が止まる・むせる
• 息苦しさを感じる
• 息苦しくて目が覚める(トイレに起きる)
• 寝相が悪い、寝汗をよくかく

起きたとき

• 頭が痛い
• 口が乾いている
• いくら寝ても疲れが取れない
• 熟睡感がない
• 体が重く感じる
• 起床時にスッキリしない

日中のおきているとき

• 日中の強い眠気
• だるさや倦怠感
• 集中力の低下
• 記憶力が低下してきた
• いつも疲れている
• 居眠りで交通事故を起こしかけたことがある

1. マウスピースの作製をするには、まず医療機関で睡眠時無呼吸と診断される必要があります。その上で、検査を受けた医療機関から検査結果と、マウスピース作製が必要である旨が記載された診療情報提供書(紹介状)をご用意していただくことで、保険適用でのマウスピースを作製することが可能となります。
2. 初診でマウスピースを作製を希望される場合には、睡眠時無呼吸に対する問診と口腔内診査等を行い、とくに問題がなければお口の上下の型取りを行います。完成には１週間程度を要します。装着後安定した使用が確認できましたら、検査を行った医療機関にて、マウスピースの効果の確認を行っていただくことも可能です。